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2013年8月27日
鑑定士:碧令翠(024)

時代を観る…特別編2014年の予測… 中国は世界の中心か?<中国分析シリーズNo.2>

<多様な中国の現状と未来予想図>

★Bc221年に統一国家秦に始まり(ファーストエンペラー始皇帝)〜(ラストエンペラー愛新覚羅溥儀帝)まで約2000年の王朝時代は終わったが、その後形を変え1911年の孫文による辛亥革命から1949年(己丑)毛沢東の中華人民共和国の建国……そして現代世界に類を見ない「国家資本主義」王朝と続いている。

☆中国史上比類なき中央集権国家は、経済成長率の維持と愛国教育‼☆

中華人民共和国は色々な点で中国史上、稀有な国家といえる。第一は中央集権である。宋も明も中央集権化の進んだ王朝であったが、人民共和国とは比べ物にならない。秦から清の歴代王朝で、社会の末端まで直接支配が及んだ例はないが人民共和国はそれをやり遂げた。1950年代〜60年代を通じて大衆動員の政治運動が盛んであったが、文化大革命に至り人民は疲弊し限界から1980年代から改革解放路線が取られた。共産主義や個人崇拝に求心力を失った政府は「愛国心」に目をつけた。

※反日教育や情報の統制等は、現在も続き、1976/4/5(丙辰)「第一次天安門事件」〜1989/6/4(己巳)「第二次天安門事件」は記録抹消されている。

★2010年に世界でGDP2位になったが、国民1人あたりのGDP値は185カ国中87位(日本⇒13位,米国⇒11位)…1991年より常に9%以上の成長率を維持して来たが8%を割れば中国バブルの崩壊とも言われ、中央と地方の格差は更に広がり、地方の騒乱は日々150件を超すと言われている。(自転車をこぐ像…)

☆世界を揺るがす、中国の問題…「抱えている時限爆弾とは?」☆

◎「ハイパー高齢化」
1980年(申)から導入された一人っ子政策により、60才以上の人口は1億9000万人を超えた。夫婦で4人の高齢者を見る。

◎「環境汚染のデパート」
2010年に米国を抜き世界最大のエネルギー消費国となり、(PM2.5)を始めとして、都市では地下水汚染で、安全な水は3%

◎「軍拡で疲弊する、国家予算」
2012年の国防費約9兆7000億円総兵力229万人=世界1位(2位米国157万人)

◎「高学歴ワーキングプア」
一流大卒でも「アリ族」月収1,5〜3万円

◎「世界一の食糧輸入国」
人口13億人で耕地面積は7%慢性的水不足

◎「第二のサブプライムか?」
シャドウバンキング100兆円!!

★米国債保有国No,1⇒中国(93兆6080億円)No,2⇒日本(90兆6240億円)★

 
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