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![]() 鑑定士:碧令翠(016) 時代を観る−10 カネより資源で世界は 動く・・・新時代の到来 <カネは本来 物を媒介する道具に過ぎない> 有史以来「 カネ」は 道具として存在してきた。 大きな石であったり、貴重な貝であったり、塩であったり、世界初の紙幣はモンゴル帝国 1236年チンギスの子、オゴデイ・カーンが宋代に 鉄銭の預り証として発行された交子であり、又同時代13世紀北イタリア(ベネチア)とされる。 日本では1334年後醍醐天皇時代となっている。 本来貨幣は、貴金属などの普遍的な価値を持つ財貨そのものであり、交換を保証された債務証書(手形)が紙幣の初まりである。 ☆紙幣の初まりが中国・イタリアである事実は「カネ」は金属であろうと、紙であろうと、所詮「お・あ・し」…でしかないと言う事である。 中国 イタリア共に、世界の中央・中心を意味し又証明体として動き、動かされる国である。 現在の中国バブル、イタリアの経済破綻の意味するものは、もはや「カネ」で世界は動かない時代の到来を予知するものである。 1929(巳)年の世界恐慌を境に金本位制は崩れ、兌換紙幣は不換紙幣となり本来の価値は失われた。 大運(子)時代の巳の年から84年を経た今、熱狂の「カネ」時代 大運(未)は陰陽 相対であり 紙幣時代の終焉を予期される。 <猫も杓子も そして!坊主も?> 坊主丸儲けとはよく言ったものである、宗教法人高野山真言宗において、投資の失敗による不信任、元本割れ一時12億円、勿論 原資は「浄財」である。 お布施は お気持ちで頂いたそうである。 宗教界の顧客を 金融界では、「丸いお客様」と呼んでいる。 新興宗教の資金力に今更驚く事もないが、古来の宗派も例外ではなかった。 2015年に弘法大師空海 開創 1200年を迎え宗教界の税改正の声は高まる事であろう。 <新時代はエネルギーで世界は動く> ロシアの天然ガス アメリカのシェールガス、アフリカのレアメタル、大運(申)を迎える2022年 日本の新エネルギー転換は如何に。 世界に優る技術力は国外で既に活用されるが、未だ自国は「ケイキ」と言う幻覚に酔っている。 |
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