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![]() 鑑定士:菜木令翠(007) トンビ♪ 先月、私は伯母の家族と千葉に行きました。 千葉か神奈川に方位取り旅行をすると、来年も穏やかに幸せに生活出来るからと、久しぶりに伯父伯母、従兄弟と出かけた訳なんです。 母が亡くなってからは、なかなか伯母と出かける事もない私ですから、この機会に母の事を色々と思い出したり、私の知らない伯母と母の話しを沢山聞いてみよ!!と言う旅でもありました。 まずは、海に足を入れ自然に感謝しなければ。。。 偶然にも、車を停めたらすぐに砂浜。 こんな場所が見つかるなんて、なんと!凄い!ラッキー♪ まだ6月でしたから海岸には人は、まばらで釣りをしている人が何人かいただけでした。 私達は、無邪気な子供のように海で戯れ、波を楽しみ、磁場のエネルギーを思う存分感じていました。 伯父は76歳ですが海に足を入れただけで、足から身体中温かい感触は初めてだ。と、感動していました。 私も普段は4、5時間も眠れば充分なのに、その晩は、海の恵みの旬のものを頂いたら何にもせずに9時に寝てしまうという有り様で、朝まで目が覚めずグッスリと眠ってしまいました。 それから翌日は山に行きました。 しかし、太った伯母は中途で挫折。 もっと上を目指していたのに・・ けれど、一休みした私達の目の前の清々しい木々の緑は、日頃の慌ただしさの中での我を忘れるような美しい色彩と眺めで、時間すら感じない素晴らしさでした。 それからは私は、おにぎりをそっとおいて山に感謝していました。 すると、いきなりトンビがサーッと来て、山の上のほうにおにぎりを持って行ってしまいました。 余りの素早さに伯父と私は呆気にとられ、茫然と佇んでいるとな、なんと!!山のてっぺんに飛び去ったトンビが、戻って来て、目の前ギリギリの低空飛行で私と伯父の前を通り過ぎました。 それも、口ばしにおにぎりの粒を残して。 『ねっ!!』 『見た?』 私が伯父に問いかけますと 『見た!』 まるで律儀にお礼を言いに来たようなトンビに、まだ私と伯父は固まったまま。 しばし、目を見開いていました。 こんな事あるっ!! ビデオ撮影していた従兄弟は、途中まではレンズに目がいっていたのに、大事なこの瞬間は、やはり茫然と佇むしか出来なかったのが、あとからとても残念と悔やんでいました。 摩訶不思議なのか奇跡なのか!? 帰りの高速は、全く渋滞もなくスムーズに流れ、信じられない速い時間で帰宅してしまいました。 今思い出しても不思議だけど、いい経験。 さて、来年もきっと伯父伯母は元気で頑張ってくれることでしょう。 母も天国から、こんな私を見守ってくれて。 おホホ!あのトンビ!実は私なのよ〜 って言ってるような。 生前の母が、ペロリと舌を出した、お茶目な笑顔が目に浮かびました。 |
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