< 前へ 次へ >
先頭へ
 

2010年8月18日
鑑定士:泉令翠(005)

火令星の大運における観察

現在の火令星の大運時代下で、目立った成功を収めてきた主役は、水令星人と対極の火令星人である。

さらに、現代の成功者条件を言葉で表現すれば、「スピーディーにお金を稼ぐ思考を持ち、効率よく自ら行動または人を操縦し結果を出し、能力を証明できる合理主義者」だとなるだろう。

したがって、「知恵、スピード、要領のよさ(効率性・合理性)」は、火令星大運時代の大切なキーワードだ。
また、この時代の特徴は、動から静への移行期で、人々が華やいだ過渡期(踊り場)と見るのが正しいのかもしれない。
ちなみに、現在の未の大運時代は火令星時代の後期に該当し、いよいよクライマックスを迎えることになる。

そして、早ければ、2015年の未の年運から、金令星に大運が入り、21世紀の形成時代に突入して行くだろう。

これまでを振り返ってみれば、大運が巳年から午年へ、バトンタッチされた年が1998年(寅の年運)からである。補足すれば、1995年(亥の年運)から大運は巳から午へ移動していることになる。
当時に遡れば分かることだが、丁度この前後の時期から、お笑いタレントブーム、現金(金融経済)の時代に入り始めた。
テレビや雑誌などメディアでは、お笑いや、金融業界や、お金などをテーマとする番組や誌面が、やたら年を追うごとに増えてきた経緯がある。
例えば、巳の大運時代まで、漫才師という言葉のイメージから想起されたのは、芸能界において俳優や歌手などよりもワンランク下に見られがちなものが、この火令星の大運時代からは、とりわけ、世間一般の注目を集めているのが、\"お笑いタレント\"である。
火令星の特徴となる、笑い・賑わいに、美・ビジュアルが組み合されタレント性を向上させていった。
また、ファイナンシャル・プランナーという家計のやりくりから保険、投資までのアドバイスを行う新しい職種が世間で認知され始めたのも、この頃からだ。
火令星の大運時代以降、出版業界でも、お金全般に関して記述されている本を\"マネー本\"という新たなジャンルが生まれた。しかしながら、この火令星時代もそろそろ終盤を迎える。
また、新しい時代の流れが起き始めるのである。
次の金令星時代は、形成の時代であり、火令星時代が華やかで動の時代であれば、地味で静が特徴となる大運だ。
すぐに手っ取り早く結果を出して、効率よくお金を稼ごうとしても今までのようには、事が運ばない。

さあ、困ったぞ、どうする、といったように不安になる人が増えることだろう。
具体的には、頭を切り替え、時代の流れに適した考え方や戦術や身の振舞い方を学ばなければならなくなるはずだ。

21世紀を象徴するべく時代は、金令星の大運だとも言い換えることができる。
令翠学の解読が大いに役立つことだろう。
是非、人生の地図として活用して欲しい。
今後も令翠学を参考にし、師範らの鑑定・指導を役立てて頂ければ幸いである。

 
< 前へ 次へ >
先頭へ