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2018年6月27日
鑑定士:碧令翠(050)

時代を観る <第四の波と不易流行>

世界の資本主義国の中でも先進国といわれる国々が、いずれも行き詰まりの局面を迎える中で 何か新しいシステムやコンセプトを待ち望む人が多くいる事を、私達は知っています。……そして すでに社会変革の時計は2010年より本格的な時間を刻んでいます。2021年迄に 起きる事…それ以降の近未来で予測される事…経済学〜文化人類学〜未来学〜歴史学〜科学…あらゆる分野の専門家が学説をたて分析しています。
<第四の波とは?>
アルビン・トフラーの「第三の波」(1980年)では、農耕革命…産業革命…に続く情報革命が世界を劇的に変えるであろうと予言され、既に38年が過ぎましたが、まさにそのとうりの世界です。「第四の革命=第四の波」の波及には約80年かかるという説からすれば、2045年のシンギュラリティの予測と大きく変わりません。イメージ出来る範囲ではAI(人工知能)の発達による更なるハイテク化…遺伝子組み換え医療…ナドナドですが、革命ですから 従来の延長線を はるかに超える文明的変化であるはずでしょう。すでに世界では、工業生産は=中国…IT産業は=インド…とプログラマーや設計士の様な知的労働者さえAIに仕事を奪われるかも知れない状況です。令翠学では「技能の時代」「団体〜チームの時代」「パワーの時代」「混成の時代」「形で証明する時代」…と予測されていますが、昨今のパワハラやモラハラやセクハラ…など未の大運時代から申の大運時代へ移り変わる中で、起きている現象も法則どうりではないでしょうか?……人類にとってパワーとは「暴力・金・情報」です。まさに 形にしてこそ「物」になる…ヒトよりモノの時代の到来は間違いないでしょう。
<不易流行は自然の法則>
不易流行とは、いつまでも変化しない本質的なものを忘れずに、常に新しく変化を重ねていく流行性こそが不易の本質であるという考えです。文化…文明を超えた普遍的な法則は人類が創世記から獲得した自然な能力です。さらに 私達日本人の生活様式や物の考え方は、大陸から日本列島へたどり着く前から、内在する生存本能とでも言える様なDNAによるものです。長い時間を経て この地を選び たどり着きました。そして世界の極東の日本で熟成した生態史観……学問として世界に通ずる分析学は「正・負」「陰・陽」バランス〜中庸…いえ ジャストポイントを見つける極意です。




 
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