< 前へ 次へ >
先頭へ
 

2017年5月10日
鑑定士:碧令翠(046)

<日本人の遺伝子はネガティヴか?>

<セロトニンとは>

セロトニンは 脳内の神経伝達物質の一つであり、感情や行動を左右する他の神経伝達物質である(ドーパミン=快楽・喜び)…(ノルアドレナリン=恐怖・怒り・驚き)などをコントロールして、精神安定を図る作用があります。さらに生体リズムや睡眠・体温調節などにも関与しています。不足すれば「鬱病」など精神疾患を発症しやすくなります。

<セロトニントランスポーター>

セロトニントランスポーターは、セロトニンの量を調整し、神経細胞から出たセロトニンを再び細胞内に取り込む役割を担っています。遺伝子は2種類あり、長さで分けられ短い(Short)のS型…長い(Long)のL型があります。S型は多いほど「内向的・従順」不安傾向が強く、L型は「自主独立・社交的」活動的な遺伝子です。人のタイプは、SS型…LL型…SL型の三タイプに分けられます。

日本人のタイプ
SS型……68.2% SL型……30.1% LL型……1.7%

アメリカ人のタイプ
SS型……18.8% SL型……48.9% LL型……32.3%

日本人の血液型にA型が多く、欧米人にOが多い……セロトニントランスポーターが圧倒的にSS型であることなど、その民族的特徴は、その国の歴史・文化…何より「気質」と言う遺伝的プログラムに影響を与えています。慎重で用心深く、周囲に気配り、団体行動型…そして内向き……大陸型の民族(狩猟民族・遊牧民族)には無い特徴は、農耕民族で、島国で、天災に晒され、永きに渡り鎖国など内需で出来上がった特殊な環境の影響が大きいでしょう。案外 閉塞した時代は日本人向きかも知れません。



 
< 前へ 次へ >
先頭へ