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2009年12月1日
鑑定士:泉令翠(002)

日本の金融運を見る-2

しかし、今回の亀井大臣と大塚副大臣は、残念ながらよい相性とはいえない。
なぜならば、亀井大臣の宿星は「子年うまれの火星」であり、大塚副大臣の宿星は「亥年うまれの氷令星」だからだ。
上席にあたる「子年うまれの火星」(亀井大臣)からみれば、「亥年うまれの氷令星」(大塚副大臣)は、「健康」(トラブル)の相性であり、何かトラブルを起こした時に火消し役には向いている。
しかし、業務を順調に遂行し成長を促進させる相性とはいえない。
今度は反対に、部下にあたる「亥年うまれの氷令星」(大塚副大臣)から、「子年うまれの火星」(亀井大臣)の上席をみると「背信」の相性になる。

冬の相性といわれる「背信」「令」「精算」又は「健康」や「油断」に位置する相性の宿星同士が、組んで事業を起こしたり、ビジネスパートナーとなって、そのビジネスやプロジェクトを成長促進させるのは一般的には難しい。
しかし、このような相性の宿星同士が組み合わさったケースで、大幅な変更がすぐにはできない場合でも、現状を生かしながら目的目標を達成するため全力で運命鑑定指導するのが令翠学である。

たとえば、今回のケースであれば、たとえ上席の立場であっても、金融運がない宿星の「子年うまれの火星」(亀井大臣)が部下に対してあゆみより、金融運が強い宿星の「亥年うまれの氷令星」(大塚副大臣)の能力と運気を最大限引き出すくらいの気持ちで、パートナーシップをとるべきである。(ただし、氷令星は今年の運気は令の年で冬の時期)
結果的に、部下を尊重し実務の最高責任者の立場を一歩下がることにはなるが、周囲の関係者が見れば、目的目標達成のために自分の我をおさえ、有能な部下を最大限に生かすボスの姿や器量の大きさに皆が感服および心服するにちがいない。
法人の運命分析鑑定でも組織のトップの器量の大きさも、大切な要素の一つである。

前半の部分で、主なキーパーソンおよびその関係者たちの今年の運気が皆よくないことを記述した。
だからといって、投げやりになるのではなく、令翠学の運命分析の観点からは、先に述べたとおり、活かす方法はあるので、そこに気付きしっかりと運営して欲しいものである。
一般に組織運営や会社経営における法人の運命分析鑑定では、複数の人間の運命が絡み合うのが普通であり、それは決して単純な問題ばかりではない。
しかし、たとえ難題であっても投げ出さずに問題の糸口を探しだし、それを解きほぐすべく運命を解読・分析し、開運指導するのが運命分析鑑定士の使命といえるだろう。

今回のテーマでは、スタートして間もない民主党政権の金融を人の面から運命を分析してみた。
その結果、やはり組織において最適な人材の配置および相性の組み合わせではなかった。
社会全般において、最適な相性ばかりがあるわけではないから、今回の日本の金融運を見た場合も心配の種が残る。

金融システムは、国内などローカルな視点からは実体経済の潤滑油であり、グローバルな視点から考えれば、金融マーケットは、諸外国から大量マネーを呼び込む重要な役割を果たすためにある。

新政権下の日本の金融システムが、世界基準で劣化し、迷走、暴走するようなことが、決してないことを筆者は願っている。

 
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