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2012年2月10日
鑑定士:碧令翠(009)

時代を観る−3

<禁断症状に喘ぐ世界経済>
.....ユーロの誕生と終焉を令翠学で分析すると

★1989年(巳の年)に東西冷戦は終結し、中国・インド・ロシアがグローバル競争に参戦する号砲は放たれた。99年(卯)にユーロは誕生し、00年(辰)には1ユーロ88円そして ついに02年(午)現金流通開始をした。運命周期12年一回り2012年(辰)でユーロ圏の牽引国フランス以下9カ国は国債格下げ…1ユーロ,97円……08年(子)1ユーロ,169円のピーク時にギリシャの粉飾決算は隠され、09年(丑) リーマンショックに世界は驚愕した。

★冷戦前に軍事分野で働いていた技術者達は金融工学に磨きをかけ「儲けを膨らませる」
金融取引術「錬金術」…を生み出した。価値の低い不動産などに金が流れるシステムがリーマンショックであった。

★フランスのサルコジ大統領は(未年生まれ)冥令星の人 ・ドイツのメルケル大統領は(午年生まれ)金星の人である。2国でユーロ圏を引っ張って来たが、メル・コジ蜜月はいずれ崩壊……お互いの相性は背信同士、 (未)サルコジの腹の内はけっして見せずとも、7月生まれのメルケルのユーロ圏脱出が出来れば、ヨーロッパの回復力は早まるであろう。
※大運(未)は女の時代……女の手でユーロは崩壊か?(ヨーロッパの語源はゼウス神に追い駆けられ逃げた女王エウロパで有り木星の第2惑星に付けられた名で有る。)

※大運(巳)1986〜1997年に世界の経済は麻薬と言う「経済成長」…にはまり、日本は90年代初めにバブル崩壊し未だに「国債発行」と言う延命治療の結果1000兆円の赤字を抱えた。いよいよ国内銀行は国債急落(金利急騰)に備えシュミレーションを開始した。
★国債の9割超は国内で買われ、その50%を銀行系、保険会社・年金基金で25%★

※大運(午)1998〜2009年 世界の経済は熱狂の中「劇薬」…を使い続けた。
大運(子)1938〜1949年からの”一時代”72年を終えた2010年より世界は新たな時代へ突入している。

★物質文明の時代から新たな精神文明の夜明けへと向かう通過地点の大運(未)2010〜2021年である。「西洋文明から東洋文明へ」「形有る物から形無き物へ」

本質転換→パラダイムシフト……麻薬を断つには勇気がいる。
イデオロギーの大清算にはまだ時間がかかり、多くの犠牲を伴うであろう。



 
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