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2019年9月11日
鑑定士:碧令翠(056)

令翠学から観た「観光立国」「カジノ法案」

<観光立国への歩み…日本の人口の1/3がやってくる時代>

この10年足らずで、地方都市を訪れる観光客の数は、激増しています。中でもこの数年 倍々ゲームの勢いですが、駅やホテルなども邦人を対象と言うよりも各国の言語対応は勿論ですが、宿泊施設はインバウンド向けのリニューアルで、バスタブを除き、シャワーブースのみに仕様変更したり、明らかにこれら観光客に向けての外・内装です。デパートは国内向けのアピールよりも、韓国・中国人向けの売れ筋商材で溢れていますし…2016年に成立した「カジノ法案=IR」も急ピッチで進んでいます…
日本を訪問する外国人の数は、2010年→約861万人〜2015年→約1973万人〜2018年→約3119万人…2020→4000万人⁈ と発表されています。国別で見てみると、1位=中国 (735万人)2位韓国 (714万人)3位台湾 (456万人)…以下 香港〜タイ〜シンガポール
などで、来日の約8割りをアジアの国々がしめています。訪問地の人気NO1は東京…京都は4位です。我が国を訪れるインバウンド客の増加は主要なマーケットのアジア諸国の経済が好調であること〜格安航空会社(LCC)の普及〜円安メリットが主な理由ですが…当然観光ビザの発給要件の緩和も一役をかっています。年間 約5兆円が我が国に落ちています

<日本人の海外旅行は ?>

一方日本人の海外旅行は、長期のデフレ(需要不足)で、1994(戌)の平均年収 約664,2万円をピークに2018(戌)平均約432万円(ー232万円)と落ち込み2014(午)を境に出国者は入国者を下回る事になりました。令翠学では右肩上がりの1950(寅)〜1985(丑)からバブル期〜バブル崩壊(1986〜1997)そして現在通過中の大運未(2010〜2021)…を分析していますが、事実を知れば…失われたモノは「国民の所得」に他なりません。1億総海外旅行は(午)の大運の2000年を持って伸び悩みです。世界一信用度の高い日本のパスポートはあまり活用されていないのです。ササヤキからボヤキ〜そしてタメイキ…オーバーツーリズム(観光公害)に晒される日本人が 心から「オ・モ・テ・ナ・シ」出来れば良いのですが……⁈
<カジノ法案 IR(複合型リゾート)>

観光立国〜カジノ法案=デフレ改善の奇策⁈…地方都市がこぞって挙手しているカジノ誘致は、国や自治体の思惑どうりとは行かないようです。(未)の大運(2010〜2021)は富める者と困窮者に分かれる時代であり、詐欺や享楽に現実逃避する人々の溢れる時代です。治安悪化〜経済効果の不明瞭の中、一か八か政府が賭けに出るのでしょうか?…格安航空で、溢れる観光客は かつての高度成長期の様なお金は落とさず(未=油断)の大運末期の外国人頼みの経済政策は文明没落への入り口と…ある哲学者は言う……勝手のローマ帝国〜スペインは観光頼みの国々ですが、 何れも経済悪化の国々です。2022シビアな(申)の大運はすぐそこに待っています…益々 内向きの様相ですが、内需を担う政策は何処へ…⁇



 
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