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2015年5月19日
鑑定士:碧令翠(037)

時代を観る 「お笑いブームの終焉」と「テレビの役割」

<お笑いブームは、終わった…ビートたけし(2015.1月)>

お笑い界の重鎮 ビートたけし氏が、未の年 インタビューにて、語ったそうである。
今後10年はブームは来ないであろう…と、大運未の始まり2010年から 5年経ち その様相は、令翠学の予見通りである。
お笑い界の淘汰は テレビ時代の終焉と共に、歩んでいると観る事ができる。
オールドメディア又は「レガシーメディア」と言われる、新聞・雑誌・ラジオそして テレビ…戦後の日本のメディアの代表であり、娯楽の中枢を、担ってきたこれらの媒体は発行部数の減少、視聴率の低下…と事実が表している。
世論調査の結果(お笑いブームは、終わった=yes・62.6%) (終わってない=no・37.4%) と結果もこれを証明する事となった。


<娯楽の多様化とインターネットの発展>

1960年(子)の年は高度成長期の中でも、成長率 12%と言う絶頂期で、その後 岩戸景気と言われた。
大卒初任給¥13,100…テレビ1台52万円の時代であった。
娯楽は、戦後パチンコ・映画が、ラジオに変わり その後テレビ…そして現在は、携帯ゲーム〜ネット動画の時代に変遷して行った。
しかし媒体の変化は、娯楽の中身さえも変えて行った。
お笑い界に おいては、プロとアマチュアの差は付けにくく、戦前戦後の「厳しい師弟関係」や修行は死語になり、安易で短期間のブームはテレビ界と「芸人」で、創り上げた訳であるが、午の大運〜未の大運で、その終焉を間も無く迎えることになり、安価な予算で「芸人」を並べ、日常会話で、笑わす昨今…末期的と言わざるを得ない。


<お笑い界最後の重鎮は、すべてホット星!!…今後のお笑い界??>

☆タモリ…酉年(氷令星)
☆ビートたけし…亥年(魚令星)
☆さんま…未(氷令星) と、
お笑いは、サービス精神とコミュニケーション能力に長ける「水」・「月」…(立川談志 2011没) 子年(金令星)・「金」などが、時代の寵児であった。
生まれながらの才能は、どんな時代も変わる事 は無いが、時代の流れは、今後 本物志向の傾向にあり、今迄の様な安直な笑いは、終焉を迎える。
…意外に視聴率の安定と徐々に上昇を見ている番組は「笑点」…らしい。
古典的でありながら、科学的で、知的な好奇心を誘う笑いの登場を待つことにしよう。


 
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